Le Nord 2017(ル・ノール:赤ワイン)

Le Nord 2017(ル・ノール:赤ワイン)

  • 税込価格 2,860円
  • 使用品種 セイベル13053種、ツヴァイゲルトレーベ種、ヤマブドウ種、メルロー種、ピノ・ノワール種
  • 生産本数 2267本
  • アルコール度数 10.0度
  • 瓶詰日 2018年2月1日
  • 亜硫酸塩 15ppm
  • 野生酵母で発酵、無補糖、無補酸、無清澄、無ろ過で瓶詰
    • 「Le Nord」は北海道産ぶどう100%ブレンドの赤ワインです。「Le Nord」は「北」を意味する言葉。

      白が「海」を、ロゼが「道」を、総じて「北海道」となります。北海道らしさを表すような3アイテムとなります。では北海道らしさとは何なのか。それは僕たちも明確な言葉にするのは難しいのですが、このワインを通して少しずつ表現していくことが出来ればと思います。

      2017年の北海道の天候は春先の不安定さから少しずつ回復していき、開花期も天候が良く、結果的には収量もとれ、品質も安定した年となりました。このワインに用いられたぶどうの収穫地である厚沢部町や余市町登、三笠市達布それぞれ各品種ともに収量はおおむね安定していました。セイベル13053種は果皮が薄い品種の為、ボトリティス菌や玉割れなどもあり選果には多くの時間を費やしましたが、熟期が早いこともありしっかりと熟したぶどうとなりました。10月中旬以降は低温が続いたため、酸が保たれる形となり、ツヴァイゲルトレ―ベ、ピノ・ノワールともに冷涼な産地の特長が出た年となりました。メルロー、ヤマブドウといった晩熟品種は霜にあたり葉が落ちるまで待っての収穫となりました。

      それぞれ産地ごと、品種ごと、農家さんごとで醸し発酵を行いプレスした後、大部分を樹脂タンクで、一部木樽を用いて熟成させました。状態を見ながら各種ブレンドしていきました。約1年の熟成期間の後、重力を用いて優しくオリ引きしブレンド、瓶詰め前に酸化防止剤を添加。瓶詰めも重力を用いて優しく行いました。

      ヘーゼルナッツやスミレ、湿った森や磯を思わせる香りや植物的な青さ、口あたりは柔らかく、木苺のフレッシュな果実味と軽やかで伸びのある生き生きとした酸を軸に旨みや塩味が徐々に広がり柔らかな余韻を感じさせてくれます。

      現時点でもフレッシュな果実味を中心に楽しんでいただけますが、瓶内熟成もまだまだ耐えられ、今後も熟成によりさらにまとまりが出て味わい深さが出るのではと思います。

      お料理も北海道の食材を中心に四季折々、素材を生かした素朴な味わいの料理に合うと思います。和洋中、家庭料理にも合わせられる食中酒として、様々な場面で楽しんでいただければと思います。

      無清澄剤、無ろ過のため、にごりやオリ、自然の炭酸ガスが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤もごく少量のため14℃以下での保存をお願いいたします。

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