さっぽろ藤野ワイナリーは、北海道産ぶどうを使用した札幌市で作られる国産ワインです。

サクランボのシロップ漬やハニージンジャー、ハッカ飴などを思わせる、旅路独特の華やかな香りが広がるロゼのスパークリングワインです。その特徴的な香りを、爽やかな酸と軽快な泡が引き締めてくれています。

2019 年ヴィンテージは、北海道では一部の地域を除いて非常に豊作となりました。毎年、少量いただいていた三氣の辺さんの旅路も比較的まとまった量を分けていただいたことで、旅路種によるモノセパージュのスパークリングワインとしてボトリングすることができました。

手除梗後、マセラシオン・カルボニック（MC）法にてゆっくりとホールベリー発酵。3 週間ほど果粒を浸漬させたのち、ストレスをかけずに低圧でプレスをし、綺麗な果汁のみを抽出。残糖がなくなるまで、さらに発酵させました。瓶詰前、2 次発酵のために北海道産てんさい糖を添加。瓶詰後、瓶内2 次発酵による元気な泡が生まれてくるのをゆっくりと待ちました。デゴルジュマンをしていないため、オリや濁りがありますが、味わいのアクセントを生んでくれるものと考えています。

醸造本数から酒販店への案内はできないワインとなってしまいましたが、藤野に足を運んできてくださる方々にとってなにかひとつ特別な、「藤野ワイナリーまで来てよかった」と思っていただけるような1 本になってくれるのではないかと思っています。

<ご注意ください!>
酸化防止剤は一切使用しておりませんので、品質管理のため14℃以下での保存をお願いいたします。また、抜栓の際には吹きこぼれるおそれがありますので、よく冷やしてからお召し上がりください。