さっぽろ藤野ワイナリーは、北海道産ぶどうを使用した札幌市で作られる国産ワインです。

この畑は15年以上前から弊社社長が姉妹で力を合わせて植えてきました。エルクの森と名付けられた山の斜面にあわせて6つの小さな区画のぶどう畑があります。さらに2019年新たに山を開墾し、およそ0.5haぶどうを新植し、現在1.5ha程のぶどう畑となりました。

現在、ヤマブドウは開墾当時に植えた小さな区画のみですが畑に入ってすぐの目に付くところにあるため存在感はとても大きいです。栽培の紆余曲折を表すように複雑な樹形もまた印象的です。

札幌市南区藤野の自社農場で栽培されたヤマブドウ種は毎年少量しか収穫されませんが、2015年から2018年までのヤマブドウをブレンドし、140本のワインとなりました。「霜に2、3回あたったほうが却って甘みが増すのよ」という社長の言葉をもとに、藤野のヤマブドウは毎年その年の最後の収穫となります。そのヤマブドウを手作業で選果、除梗したのちに天然酵母の力で発酵、そして毎年継ぎ足しブレンドしたものを木樽で熟成させました。

針葉樹や赤い花のほのかな香りに燻製肉やオリエンタルスパイスを思わせる香りも。味わいは熟したブラックベリーの果実味、力強く野生的なタンニンと芯のある酸が奥行きと骨格を形成しています。味わいのやさしさを保つためろ過は行わず、亜硫酸の使用も最小限にとどめました。

<ご注意ください!>
無清澄剤、無ろ過のため、にごりやオリ、自然の炭酸ガスが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤もごく少量のため14℃以下での保存をお願いいたします